
何か行動を起こす時には、モチベーションを上げる事は必要です。
モチベーションを上げると言うと、何か難しく思われるかもしれませんが、モチベーションを上げるのは意外とシンプルで、ちょっとしたきっかけがあれば良いだけなのです。
人から言われた一言や何気ない行動ひとつで、モチベーションはすぐに上がります。
難しいのは、そのモチベーションを維持する事なのです。
何も1日24時間、1年365日モチベーションを高くし続ける必要はありませんが、ある程度自分でコントロール出来れば、もっと毎日が充実すると思います。
しかしちょっとしたきっかけでモチベーションが上がると言っても、やはり必要な時でないと意味がありません。
そこで比較的モチベーションが上がりやすい方法を5つご紹介します。
方法と言いますか、「工夫」と言った方が正しいかもしれません。
毎日の行動を少し工夫するだけで、モチベーションは上がるのです。
そしてその習慣を続ければ、必要な時に高いモチベーションを維持する事も可能なのです。
習慣化すれば当たり前に出来るようになりますし、また新たなモチベーションを上げるきっかけも見つかるものです。
まずはここで紹介する5つの方法をお試し下さい。
やる事を細分化する
「あれもやらないと、これもやらないと・・・」
タスクをそのままで考えてしまうとなかなか行動に移せず、モチベーションも下がり、さらに行動できなくなるというマイナススパイラルに陥ってしまいます。
モチベーションを上げるには行動して結果を出す事が一番ですが、そもそもモチベーションが上がらないので、行動が出来なくなっているわけです。
そこでタスクを細かく細分化し、進捗を実感しやすくする事です。
分かりやすく言えば、10のタスクで10と言う結果を出すのではなく、10のタスクを10分割し、1の結果を10回出せるようにするのです。
そうすれば10のタスクより1のタスクの方が取り掛かりやすいですし、結果も出やすいです。
1の結果が出れば、1つ前進した事になり、次の1のタスクに取り掛かります。
こうしていけば、行動と結果が早くなるだけでなく、続けやすくなります。
しかも進捗も結果も目に見えてくるので、モチベーションも徐々に高くなってきます。
これは問題解決のノウハウでもあるのですが、どんな大きな問題でも細分化し、細かく対応するようにすれば、意外にあっさり解決するものなのです。
「チリも積もれば山となる」の例え通り、一度にやろうと思わずに、細かい積み重ねでも大きな結果になり得るのです。

タスクを細かく細分化し、進捗を実感しやすくする事でモチベーションが上がります。また行動と結果が早くなるだけでなく、継続にもつながるのです。
デスク周りからやる気を起こす
あなたのデスク周りを見回して下さい。
余計なもので散らかっていませんか。
やること以外の誘惑を誘うものが置いてありませんか。
必要なものがどこにあるか分かりますか。
よく使う物は出しやすいところにありますか。
「机の上はあなたの状態そのもの」と言えます。
整理されていなければ、あなた自身も整理できていない状態で、「すぐに使うから」と机の上に出しっぱなしにしている物で、一杯になっていませんか。
逆に机の上がスッキリしていれば、あなた自身もスッキリしている状態で、最適なワーキングスペースになっているものです。
パソコンを考えてみて下さい。
パソコンのメモリはいわば作業スペースであり、メモリの容量がMAXになってくると、思い通りの処理が出来なかったり、処理が遅くなったりします。
これと同じで、ワークスペースに余裕がある事で、それだけ使えるスペースが広い事になり、作業も効率よく進められるのです。
効率よく作業が進められれば、気持ちよく作業ができ、モチベーションも上がります。
何かをやろうと思った時、まず片付けから始めなければならない場合、やる気も失せてしまいます。
マイナスから始めるよりも、ゼロから始める方が良い事は誰にでも分かる事です。
何でもすぐに取り掛かる事が出来て、さらに広いスペースがあれば、モチベーションも上がります。
整理整頓は日頃からの心がけと習慣です。
その時は面倒に思えても、結局何かをやる時には、その方が効率も気分も良くなります。

机の上はあなたそのものです。ワークスペースが片付いていればすぐに仕事に取り掛かれますし、モチベーションも上がります。
形から入る
「形から入る」と言うと、あまり良くないイメージを持つ方もいると思いますが、これも一つのモチベーションアップの方法なのです。
ただし「形から入る」場合は、その形が整ったらすぐに始めましょう。
この場合、形が整うまではモチベーションは高いのですが、形が整った瞬間からモチベーションは下がっていきます。
あなたにも経験があるかもしれませんが、欲しいものが手に入った瞬間に満足してしまい、結局使わずじまいになってしまうのです。
悪く言えば「熱しやすく冷めやすい」タイプと言えます。
「形」はあくまでもきっかけであって、大切な事は「行動」です。
「形」をそのまま「飾り物」にしてしまっては全く意味がないどころか、「形」が無駄になってしまいます。
「形から入る」メリットは、「やらなければならない」と言う気持ちになりやすい事です。
「鉄は熱いうちに打て」のことわざもあるように、モチベーションが上がったら、その勢いで行動に移る事です。
今まで新しいことを始める時に「続かなかった」「考えすぎて行動に移せなかった」という人は、形から入ることをしてみるのも一つの手でしょう。

「形」から入るのもモチベーションアップの方法の一つですが、形が整ったらすぐに取り掛かりましょう。「形」はあくまでもきっかけであって、大切な事は「行動」です!
マンネリを打破する
モチベーションを上げる方法として「マンネリ」を打破するのも効果的です。
どんな人でも同じことを繰り返していると、モチベーションは下がりやすくなります。
ただそんなに大きな事をする必要はありません。
1日1回、毎日と違う事をしてみる程度で構いません。
いくつか例を紹介しますのが、小さい事でしたらいくらでも思い付くはずです。
毎日「今日はこれを変えてみよう」と思う事だけでも、モチベーションが上がります。
まず最も手軽なのが「方法」を変える事です。
いつも自転車で通るのを歩いてみたり、電車で移動しているのをバスに変えたりという事です。
2つ目が「嗜好」を変える事です。
よく見るテレビ番組を変えてみたり、よく食べるものを変えてみたりする事です。
新しい趣味を持ってみるのも良いでしょう。
3つ目が「考え方」を変える事です。
考え方と言っても信念や主義を変えるという事ではなく、アプローチやプロセスを変えるという事です。
正しい考え方は一つとは限りませんので、違った気づきが見つかるかもしれません。
4つ目が「人」を変える事です。
なかなか新しいつながりは出来ないと思いますが、同じ人とばかり接していては、世界も広がりません。
チャンスがあれば、人のつながりを広げていきましょう。
5つ目が「場所」を変える事です。
これはそう頻繁にする事ではありませんが、引っ越しや模様替えなどです。
日頃できる「場所」の変更は、仕事する場所をカフェやワークスペースを使うなどが挙げられます。
まだまだマンネリを打破する方法はありますが、まずはあまり深く考えず、気軽に出来る事をやってみて下さい。
1日1回、違う事をするだけでモチベーションも変わってくるはずです。

「マンネリ」はモチベーションが下がるだけでなく、脳の活性化も妨げます。ここで紹介した5つの方法以外にも「マンネリ」を打破する方法はありますので、いろいろと工夫してみて下さい。
楽しい事、好きな事をから始めて、楽しい事、好きな事で終える
やはり楽しい事をすればモチベーションは上がります。
しかし楽しい事ばかり出来る方は少なく、だからこそモチベーションを上げる事に苦労するものなのです。
それならば集中できる時間を決め、その時間を楽しい事で挟めば良いのです。
人が連続して集中できる時間は45分と言われています。
つまり45分ごとに楽しい事を挟み、次の集中への布石にすれば良いのです。
いくらやる事が目の前にあっても、集中出来なければ満足する成果は得られません。
もちろん楽しい事に時間をかけすぎてはいけませんが、自分で集中できるようになるタイミングは分かると思います。
1日の終わりも楽しい事で終えれば、次の日のモチベーションにもつながります。
心配事や不安にまま1日を終えると、次の日の朝もそのままひきずってしまいます。
「終わりよければすべてよし」と言うことわざがありますが、これには「始めよければ終わりよし」と言うことわざとセットなのです。
つまり何事も始めが肝心で、始めが上手くいけば順調に進み、結果的に終わりもよくなるという事なのです。

楽しい事好きな事で始めて、楽しい事好きな事で終われば、モチベーションを維持しやすくなります。集中できる時間にモチベーションが上がれば、最大の効果を上げる事が出来ます。
モチベーションとは心の動き
モチベーションをコントロールする方法をご紹介しましたが、最後にお伝えしたいのが「あなたの心に響く一言」を見つけるという事です。
誰の言葉でも構いませんが、成功した人にはやはり成功したなりの理由があり、その人の考え方がその一言に詰まっている場合が多いです。
「座右の銘」とよく言いますが、毎日1日をスタートする時に必ず口に出す事で、心に言い聞かせる言葉です。
これは言葉でなくても構わないのです。
モチベーションが上がる映画や「座右の書」とも言える本でも構いません。
大切な事は、どれだけあなたのメンタルや行動に影響を与えられるかです。
どのような言葉や本が心に響くかは人ぞれぞれですので、これだけはあなた自身で見つけなくてはなりません。
そのためにも日頃から本をよく読む事です。
これだけITが進んだ時代でも、本は知識と経験の宝庫です。
心が動くことでモチベーションが上がり、行動につながります。
これだけはいつの時代でも変わらない事を肝に銘じて下さい。